前回構築した環境から引き続き初期設定を行っていきます。
※前回↓
起動と自動起動設定
起動
$ sudo systemctl start mariadb
自動起動設定
$ sudo systemctl enable mariadb
文字コード設定
設定ファイルを開きます。
$ vi /etc/my.cnf
[mysqld]
# database 新規作成時のデフォルト文字エンコーディング
character-set-server = utf8mb4
[client]
# character_set_client, character_set_connection, character_set_results の設定
default-character-set = utf8mb4
utf8ではなくutf8mb4を設定していきます。
※MySQLでの utf8 は、PostgreSQLや他のDBとは異なり、独自の utf8 を使用しており、1文字を3バイトとする文字エンコーディングとなっております。
そのため、他のDBのutf8と同じように1文字を4バイトに対応できる utf8mb4 を設定します。
１文字が４バイトの絵文字等が扱えなくなります。
※ご参考
https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/charset-unicode-upgrading.html
初期設定
MariaDBを起動し、初期設定を行っていきます。
$ systemctl start mariadb
初期セットアップコマンド実行
$ mysql_secure_installation
以下の内容に沿って、入力していきます。
Enter current password for root (enter for none): Enterキー
〜省略〜
Set root password? [Y/n] Y
〜省略〜
New password: rootの新しいパスワード
Re-enter new password: rootの新しいパスワード（確認）
〜省略〜
Remove anonymous users? [Y/n] Y
〜省略〜
Disallow root login remotely? [Y/n] Y
〜省略〜
Remove test database and access to it? [Y/n] Y
〜省略〜
Reload privilege tables now? [Y/n] Y
〜省略〜
Thanks for using MariaDB!
データベース作成
データベース接続用のユーザーを作成していきます。
まずは、rootユーザーでログインします。
$ mysql -u root -p
Enter password: 初期設定時に設定したパスワードを入力
データベースを作成します。
MariaDB [(none)]> CREATE DATABASE db_name DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4
※default character setを指定しなかった場合は、上記の文字コード設定で設定した文字コードが使用されます。
ユーザー作成
ユーザー作成します。
MariaDB [(none)]> CREATE USER 'user_name'@'localhost' IDENTIFIED BY 'user_password';
作成したユーザーに権限を付与します。
MariaDB [(none)]> GRANT ALL PRIVILEGES ON db_name.* TO 'user_name'@'localhost';
設定を反映します。
MariaDB [(none)]> FLUSH PRIVILEGES;
コマンドラインを終了し、作成したユーザーでログインできる事を確認します。
MariaDB [(none)]> exit
$ mysql -u user_name -p
Enter password: ユーザー作成時に設定したパスワードを入力
ログインできれば設定完了です！
次回は、ログ周りの設定、レプリケーション設定、実行計画のどれかについてを書いていこうかと思います！
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